エクスポート・ジャパンの翻訳は、翻訳業務や対象分野、アピールターゲットとなる対象についての知識を持つ専門家による、「人による判断」のプロセスを欠かしません。
翻訳とは、一般的にある言語で表現された文章を異なる言語に忠実に訳すことを意味します。その際、原則として翻訳者が情報を加えたり削ったりすることはありませんが、この単純翻訳の分野では、ディープラーニングの進展により、AIが人間のクオリティに迫ろうとしています。
私たちは、たとえ元の原稿に忠実な翻訳文を作成したとしても、その前に「本当にそのままで良いのか」「追加すべき/削除すべき要素はないか」「順番を入れ替える必要はないか」といった点を検討し、その結果を精査しています。
経験を積んだチームが、AIでは置き換えられない、クオリティの高い洗練された翻訳文をご提供いたします。
エクスポート・ジャパンの翻訳


ネイティブ翻訳
英語翻訳を例に挙げると、翻訳文を伝える対象が「北米の知的好奇心の高い層」なのか、あるいは「英語を母語としない国を含む、広く英語を使える方々」なのかによって、相手の知識バックグラウンドや、伝わりやすい表現は大きく変化します。
また、日本語には「主語の省略」や「行間を読む」といった特徴があり、直訳すると海外ユーザーに対して情報が十分に伝わらず、読みにくい文章になってしまうことが考えられます。
私たちはお客様とご相談の上、翻訳表現のトーンを設定したり、原文に補足説明を加えたりするなどの“伝わる翻訳”をご提供いたします。


①プロのネイティブ翻訳者による翻訳 ②ネイティブチェッカーによる校正 ③Webブラウザ上での最終チェック
このような3段階にわたる品質管理体制を整備しております。この際、翻訳メモリを活用して用語リストの作成や文章トーンの統一を行うほか、公開後の運用や他メディアへの展開を見据えた準備も並行して行い、情報を効果的に広めるための適切な表現材料を整えます。


翻訳の質は「情報の信頼性」や「組織のイメージ・印象」に直接的な影響を与えます。そのため、翻訳の品質を高めることは、ブランディングの一環ともいえます。
「発信したい内容」を「届けたいユーザー」に確実に伝えるためには、ターゲットユーザーのプロファイルを把握し、これを理解したネイティブによる翻訳が重要です。
結果を出すための翻訳
異文化を理解した翻訳
文化を越えて情報を発信する際、翻訳されたコンテンツは非常に重要な役割を果たしますが、翻訳の際に押さえておくべきポイントがいくつかあります。


日本では「外国の人はズバズバと意見を言う」という印象を持っている方が多いのではないでしょうか。それは、文脈(=コンテクスト)の表現方法の違いによるものです。
ハイコンテクストを理解する
メッセージは行間で伝え、行間で受け取ります。多少曖昧でもほのめかして伝えることが多く、はっきりと口にすることは少ないと言えます。
長い間共有してきた歴史を持っていることが多く、代々受け継がれてきたコミュニティ内でコンテクストが共有されます。その結果、人々は互いのメッセージを汲み取る能力に長けるようになりました。
(例)日本、韓国、中国、インドネシア等
ローコンテクストを理解する
メッセージは額面通りに伝え、額面通りに受け取ります。シンプルかつ明確に伝えることが多く、曖昧さや誤解を与える余地をなくしていきます。
共有する歴史が短い文化圏では、世界各国からの移民によって成り立っており、共通のコンテクストがほとんど共有されていません。そのため、曖昧さや誤解が生じないよう、できる限りはっきりと明快にメッセージを伝えるようになりました。
(例)アメリカ、オーストラリア、カナダ、ドイツ等
さらに、同じアングロサクソン系の国であるアメリカとイギリスでも差があり、ターゲット国ごとに「良いコミュニケーション」が異なります。
日本語独自の表現を理解する
弊社には、日本の文化や日本語の特異性を理解した各言語のネイティブスタッフが揃っております。下記のような内容は日本人同士であれば伝わりますが、翻訳する際には注意が必要です。
こうした特徴から、機械的な多言語への置き換えでは、意味が通じない翻訳になる恐れがあります。そのため、まず原稿となる日本語側に「ひと工夫」が必要であるという点は、押さえておくべきポイントです。
弊社では、各言語の特徴を十分に理解したネイティブスタッフと日本人スタッフが連携できる環境を整えており、原文の意味を損なうことなく、外国人に「伝わる翻訳」を提供いたします。
3段階の品質管理体制
各言語のネイティブ翻訳者自身と、別のネイティブによる二重チェック体制で品質を担保します。Webサイトの翻訳の場合、ネイティブスタッフがブラウザ上での確認も行い、それぞれの媒体での微妙な差異や、不自然な改行の修正といった細部にもこだわり、訴求力のある翻訳を仕上げます。
また弊社の翻訳管理者は、ライター&エディターとして、観光庁の 「専門人材リスト」


よくある翻訳時のトラブル
翻訳者、別のネイティブによる文章チェック、Webブラウザ上での表記チェックを経て高品質な翻訳が実現しますが、翻訳時には以下のようなトラブルが起こり得ます。
・各翻訳者による表現のブレ
・スペリングミスなどのヒューマンエラー
・規模が大きくなるにつれて増加する人的コスト
このような問題は、翻訳管理ツールを活用することで解決が可能です。
翻訳管理ツールとは
翻訳支援ツール(CAT=Computer Assisted Translation)や、そのコア要素である翻訳メモリ(TM=Translation Memory)を活用したツールは、近年クラウド化が進み、さらにマネジメントの仕組みが強化されて、翻訳管理システム(TMS=Translation Management System)と呼ばれるツールが増加してきました。
これらのツールは、翻訳そのものを行うのではなく、翻訳者やチェック者が効率的かつ正確に作業できるよう支援することを目的としています。システムは、プロジェクトなどの階層概念を持ち、原文、翻訳文、用語集などを要素別に管理することを可能にしています。
翻訳管理ツールによる一貫性のある翻訳
翻訳メモリには、原文テキストと翻訳テキストのデータが蓄積されます。これにより、頻繁に使用される表現や重複する単語を再利用することが可能です。
そのため、複数の翻訳者が関わる大規模な翻訳案件でも、表現に一貫性のある文書を作成できるのです。
また、新たにページを作成する場合でも、他のページとの表記ルールを踏襲することができ、全体を通して一貫性を保ちながら翻訳を行うことが可能となります。
翻訳管理ツールによるコスト削減
クラウド翻訳管理ツールでは、翻訳情報がデータベースに集約されるため、メールで翻訳文書を添付してやり取りする必要がなくなり、コミュニケーションやバージョン管理にかかる時間が削減できます。さらに、搭載されたAPIにより他のツールとの連携がスムーズに行えるようになります。これらの機能により、翻訳作業が大幅に短縮され、結果的に翻訳コストの削減が可能です。(「同じ原文には必ず同じ翻訳文を適用する」という使い方はせず、必ず文脈に応じて同一表現を選択するかどうかを判断します。文字数の節約ではなく、作業の効率性が向上する事にコストメリットがあります。)
こうした翻訳管理ツールの利用メリットは、Webサイトが大規模になったり、メンテナンス期間が長期にわたったりするほど大きくなります。
最適なローカライゼーション
翻訳の質が与える影響は、「情報の信頼性」「組織・商品イメージ」など広範囲にわたります。
例えば、弊社ではジャンルソー
各ターゲット国に合わせたローカライゼーションの核となるのが翻訳です。


多言語での情報発信に関する課題を
お持ちの方は
お気軽に
お問い合わせください。
専門ノウハウを持つチームが
ご相談に応じます。