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多様なライフスタイル東京を離れて地方へ移住

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T. Fukushima

こんにちは、経営支援部の福島です。

弊社では2020年の2月からコロナ感染対策のためにリモートワークをスタート。
その後、リモートワークで業務が支障なく進められるように、様々な体制を整えました。
そして、コロナ収束後も、社員の声に応える形でリモートワークを主体とした働き方を継続することが決定しています。

さて、リモートワークが主体となったことで、自分のライフスタイルを変化させたスタッフがいます。今回は東京を離れて、千葉にてリモートワークを行うマーケティング事業部の佐藤に今の様子をインタビューしましたので、ご紹介します。

田園の中、サーフボードを自転車に乗せて、ビーチに向かうサーファー。
Photo: 田園の中、サーフボードを自転車に乗せて、ビーチに向かうサーファーをよく見かけます。

福島:佐藤さん、今日は千葉での生活について色々と聞かせてください。宜しくお願いします。

佐藤:こちらこそ、宜しくお願いします!

福島:まず、現在は千葉にお住まいとのことで、毎日の佐藤さんから送られてくる業務報告に千葉の楽しそうな様子が書かれていて、以前から千葉での生活について気になっていました。ご近所の方とのやりとりや、虫の声、季節がかわっていく様子など綴られていて、毎回読むのを楽しみにしています。

佐藤:ありがとうございます。今、住んでいる場所は海や里山が近くにあって、実家の宮崎にどこか似た、のどかで、とても住みやすいところです。

福島:そうなんですねぇ。そもそも、どうして千葉に引っ越すことにしたのですか?千葉に引っ越す前はどちらにお住まいだったのですか?

佐藤:以前は東京の新宿区に住んでいました。夫の仕事の関係でロンドンに住んでいたのですが、日本に帰国するにことになり、急遽住む場所をネットで探しました。ただ、帰国することが急に決まったので、じっくり探すことはできませんでした。とりあえず、ロンドンに行く前に住んでいた場所であれば土地勘があるという理由から、新宿区に落ち着きました。

福島:じゃあ、実際に借りる場所を内見せずに決めたということですか?それはけっこう大変でしたね。ちなみに、間取りとかどういう感じでしたか?

佐藤:そうですね。内見せずに、インターネットで間取りや写真を参考に契約しました。間取りは1LDKで、仕事から帰宅したら寝るだけの仮の住まいという感じでした。

夕暮れの中、そよ風にゆれる麦畑。
Photo: 夕暮れの中、そよ風にゆれる麦畑。東京では夕日を眺めることはなかったので、その美しさに感動の日々です。

福島:仮の住まいってことで借りたけど、結局どれくらい住んだのですか?

佐藤: 3年くらいです。

福島:3年かぁ。じゃあ、コロナでリモートワークになったから1LDKだと大変だったのではないですか?たしか、旦那さんもリモートワークだったんですよね?

佐藤:そうなんです。夫と私のオンライン会議が重なると、お互いの声がじゃまして会議に集中できなかったり(苦笑)。あと、オフィスワークの時には気にならなかったのですが、自宅の目の前に飲食店があったので、リモートワークになってからはレストランから漏れてくる音が気になって、ちょっとつらかったです。

福島:うわぁー。それは厳しい。確かに、フルリモートになると今まで気にならなかったこととか、気になりますよね。私の場合、自宅の横に市民病院があるのでしょっちゅう救急車の出入りがあって、サイレンの音がうるさくて・・・
佐藤さんは引っ越し先のお家の間取りは?

佐藤:2LDKです。

福島:2LDKになったらリモートワークやりやすくなりましたか?

佐藤:はい。私はフルリモートですが、夫はオフィスに週2日ほど通勤しているので、リモートワークは週3日くらいです。今はお互い別の部屋で仕事しているので、オンライン会議の時間を気にする必要はなくなりました。

福島:ご主人はオフィスまでどれくらい通勤時間かかるのですか?

佐藤:ドア・ツー・ドアで約2時間です。東京に住んでいた頃は満員電車に揺られていましたが、今の自宅の最寄り駅は始発なので行きは必ず座って通勤できます。新聞を読んだり、これまで時間がなくて読めなかった本をゆっくり読んだり、通勤時間もあまり苦にならないそうです。

田んぼのあぜ道に咲く朝露に濡れたツユクサ。
Photo: 田んぼのあぜ道に咲く花。朝露に濡れたツユクサに癒されます。

福島:なるほど。それはいいですねぇ。あ、そういえば、今のお家はどうやって見つけたのですか?

佐藤:もともと夫婦で「いつか自然の中で暮らしたいね」と海と里山と田んぼのある場所を探していたのですが、夫がたまたま今の場所を見つけて。さらに良さそうだなぁと思った物件もあったので、「じゃあ、ちょっと見に行こうか。」と、その翌日に内見に行きました。物件を見る前に時間があったので「海でも見に行ってみようか」と。そしたら、その景色が実家の宮崎に似ていて、もうその瞬間に「私、ここに住みたい!」と心がこの場所を求めているのを感じました。物件も周囲の環境もとても素敵でしたので、夫とその場で即決でした。

浜辺で海を眺めながら座っている佐藤さん。
Photo: ビーチまで車で約4分、お散歩30分。朝や仕事の後に海を眺めに行くことも。

福島:すごい。そんなとんとん拍子に決まるなんで、ご縁があったんですね。

佐藤:はい。ほんと、ご縁があったんだと思います。

福島:今の環境のどんなところが気に入ってますか?

佐藤:そうですね。ご近所さんには「何か困ったことがあったら、いつでも言ってね」と親切にしていただいたり、道ゆく人、小学生、自転車にのった中学生など、知らない人でも気さくに挨拶してくれたり、東京に住んでいた時にはなかった人との繋がりに癒されて、すごくいいなぁと感じています。あと、こちらに来てびっくりしたのが、星がとてもキレイだということです!空が広く、街灯も少ないので、星がキレイに見えます。流れ星も。

東京に住んでいたときは、常に時間に追われているような感じでしたが、今は季節の移り変わりをゆっくり感じています。朝は小鳥のさえずりで目が覚め、夜は虫の音色のなか眠りにつき、規則正しい生活が送れるようになりました。体調管理もしやすくなったので、仕事も集中して取り組めるようになったと感じています。

草を食べるヤギ。
Photo: 近所の農園さん。かわいいヤギ、ウサギ、ニワトリ、カメに癒されます。

福島:いいこと尽くしですね!逆に、引っ越してみてデメリットみたいなものはないのですか?

佐藤:私は、特にデメリットは感じていないですね。ただ、海の近くなので夏は湿気が多く、除湿器が欠かせないことくらいでしょうか。でも東京のようなヒートアイランド現象はなく、風もあるので、朝晩は割と過ごしやすいです。

福島:最高ですね!千葉に移って、今後楽しみにしてることとかありますか?

佐藤:移住して半年が経ちますが、最近、念願のサーフィンを始めました。もともと宮崎で高校生のころにボディボードをやっていましたが、サーフィンをやるのはほぼ初めてです。

福島:かっこいいですね!ボードとかウェットとか買ったのですか?

佐藤:夫のウェットスーツはサーファーでもある大家さんよりお古をいただいて、私のウェットスーツはサーフレッスンの先生から近くのサーフショップをご紹介いただき、そこで購入しました。ボードは初心者向けのソフトボードなのですが、今年はコロナの影響でサーフィンを始める人が多く注文が殺到しているそうで、なかなか手に入らず…。でも、たまたまそのお店に1本だけ残っていたので、迷わず購入しました。

福島:わー、それはいいですね! お話を伺ってきて、うらやましくなるくらい充実した生活を手に入れたのだなぁと思いました。ちなみに、主婦 の私としてはお買い物事情とか気になるのですが、不便じゃないですか?

佐藤:車で5分くらいのところにスーパーもあるのですが、家の周りには直売所、無人直売所、さらには畑に行って野菜を自分で採って購入できる農家さんもありますので、東京よりも安く新鮮な野菜、果物、お米が手に入ります。魚も新鮮で安いです。地場の新米に朝採れの卵と醤油を垂らして食べる「卵かけご飯」は最高です!

東京にいた頃と比べて、食費は節約できるようになりました。あと、リモートワークなので服を買うこともなくなり、買い物に行くこと自体がなくなりました。今はどこに行くのもTシャツとビーサンです(笑)

畑になすがなっている。
Photo: 野菜を自分で採って購入できる農園さん。新鮮で美味しい野菜に感動します。

福島:たしかに、東京と比較したら圧倒的に物価とか安そう。じゃあ、最後に一言引っ越ししてみての感想をください。

佐藤:最高の一言です!本当に移住して良かったです。みなさん、ぜひ千葉に遊びに来てください。
コロナでリモートワークが始まったときも、会社が既にリモートワークのできる環境を整えてくれていたので、自宅からもスムーズに仕事ができるようになりました。もともと田舎暮らしは老後の楽しみに取っておいたのですが、その夢が今こうして叶えられて、会社には本当に感謝しています。

もし、田舎暮らしを迷っている方がいたら、迷わずおススメします!

福島:千葉の観光大使みたいですね!(笑)いやー、予想以上に充実した千葉生活に驚きました。これからも、業務報告に千葉での暮らしの一コマをぜひシェアしてくださいねー。
本日、長時間インタビューに協力してくれてありがとうございました!

まとめ
佐藤のインタビューを終え、リモートワークの恩恵で充実したライフスタイルを手にすることができたスタッフがいることは喜ばしいことでした。

一方で顕在化していないだけで、リモートワークによって、孤独感やコミュニケーション不足からパフォーマンスが落ちているスタッフや、公私の切り替えがうまくいかず、勤務過多となっているスタッフなどがいるかもしれません。

リモートワークが定着した今求められるものは、各自がリモートワークとオフィスワークをバランス良く行う自己管理能力となってきました。そして、会社がコミュニケーション不足といった課題を解決するためにどのようなリアルの場を設計していくのかが鍵になりそうです。