取締役育児奮闘中_褒められるけど透明なパパ
EXJカルチャーこんにちは、経営支援部の福島です。今回は、パパならではの育児に関する視点が取り上げられており、興味深く私も読みました。「ママオンリーの前提」というワードが出てきますが、社会全体が育児は夫婦でするものであることが当たり前になってほしいものです。
それでは、取締役の育児奮闘の様子をお届けします。
誉められるけど透明なパパ
育休男性は、育休取得をしているだけで、ものすごく褒められます。病院や薬局、どこにいっても。助産師さんも 「まあ、なんて素敵なパパ!」と。
しかし、気づかざるを得ないのは「褒めたあとは父親の存在スルーされがち」ということです。
お医者さんも説明するときに奥さんにだけ話そうとしたり、「旦那さんは別室でお待ちください」などと案内されたり。ある助産師さんとのLINEやりとりでは、お母さんから再度連絡するように、と返答され受け付けてもらえない。行政の申請書類やアンケートも母親回答が前提のものが結構ある。一人で娘を病院につれていった時に、先生は毎回「お母さん」と言いそうになるのを飲み込んで「お父さん」と言い直していたことも。(2度は実際に「お母さん」と言ってしまっていた。)
ママ割引会員はあるがパパ割引会員はない
大手ECサイトでは、ベビー関連のコンテンツがママ割という名称だったり、母親のみ割引会員登録ができる、大手ベビー用品チェーンでは家族単位ではなく、本人しか会員証を使えないので夫婦で使いにくい…などなど。(詐欺防止の視点は理解できるが)
メモから拾っているので、重箱の隅をつつくようなことも記載してきましたが、伝えたかったのは、様々なルール・呼びかけまで細かな部分から、「お父さんはお仕事中なので、ママが乳児を育てている」という日本社会の前提が滲み出しているということです。
たしかに、3か月検診ではパパ激減・・・
一ヶ月検診時は多少見かけた夫婦+乳児という組み合わせ。しかし、区の三ヶ月検診時には、自分たち以外はほぼママ+乳児という組み合わせ。パパ側、たしかに激減していました。せっかくの機会なのに、専門家の話をいっしょに聞いたり、他の3ヶ月児の様子をチラチラ盗み見とかしたくないのでしょうか!?
結局、「ママオンリーの前提」を変更するには、男性が育児に加わり、「パパも育児する一員やねんな」と行政や、育児関連の企業のマーケティング担当者から認めてもらう必要があります。
「育児の仲間外れになってる」とふてくされてる場合じゃない。
母乳以外は父親も担うことができるので、同じ立場のパパさん、ぜひ一緒に頑張りましょう。
おまけ:京都駅構内で見かけた授乳室(ベビーケアルーム)
多目的トイレ以外に、こういうスペースが設置されていると事前に分かったら、お出かけのハードルがグッと下がりそうです。
あと、大阪にあるアメリカ村ビッグステップの授乳室もけっこう広い上に、調乳マシンまで置かれていて好感触でした。
父ちゃん×赤ちゃんも歓迎!が当たり前となり、やがてそういう歓迎表示も不要になるような日本社会になればと願うばかりです。