2023 自主活動休暇 秋田で雪かき
EXJカルチャー今回は、リフレッシュ休暇と自主活動休暇を使い、秋田県藤里町に行き、羊牧場で雪かきなどをしてきた。経緯を説明すると、ハードなプロジェクトの後で、結構ダウンして、田舎で力仕事しながら、頭を休ませたかった。それで、JTAの白神山地の事業でお世話になった佐々木さんに連絡して、WWOOFみたいな農家体験プログラムはないかと尋ねてみた。「ないが、ちょっと似たことができるところを探してあげるよ。」と、佐々木さんが宮野さんともう一人の佐々木さんを紹介してくれた(白神山地あたりは佐々木さんが多いが、親戚ではないらしい)。
宮野さんは二年前に藤里町に移住し、藤里町の地域おこし協力隊に入りながら、新しい羊牧場を立ち上げようとしている方である。(ウェブサイトはこちら: 宮の羊の牧場)宮野さんは20年近く別の牧場で働き、最近まで羊毛刈りの日本代表だったらしい。二月だとあまり仕事がないけど、雪かきをしてくれるなら助かると言ってくれたので、一週間の休みを取り、藤里町に行ってきた。
宮野さんは、僕がずっと雪かきをしているのは申し訳ない様子で、休憩しようかとか、一緒に餌を買いに行こうかとかいろいろなことによく誘ってくれた。
草の餌はロールと言って、軽トラだと一つ一つ運ばないと行けない。現在60頭を飼っているため、一週間で1〜2つのロールがなくなる。
初日から貴重なハプニングが起きた。子羊が生まれるシーンを見ることが出来たのだ!黒羊毛をしている羊に二匹が生まれて、おもしろかった。(後産はちょっとエグかったのだが)農家にとって、双子が一番ありがたいらしい。双子のオスだったら、2匹分のラムが売れる(1匹12万円程度)。オス1匹・メス1匹だったら、1匹を肥育し、メスは群れに入れ、来年出産させることができる。メス2匹もそう。3匹生まれてしまうと、羊の乳首が二つしかないため、人工の粉ミルク的な餌を与えないといけないため、コストが上がる。
二日目は雪かきを続けたが、お客さんも来たため、あまり集中できなかった。JALの何かのツアーで学生と社会人を呼び寄せ、藤里町の色なところに連れて行き、最終的に藤里町にアドバイスをまとめる事業の中で、牧場にも訪ねてきたのだ。それでも、片方を大分きれいにできた。
三日目は晴れて、雪かきはすぐ終わった。雪のせいで開くことができなかった窓を開け、新しい空気を流すことがやっとできた。リフレッシュ〜
でも、牧場ではやることがたくさんある。畜舎の床に引いてある牧草を、冬に定期的に綺麗にしないと病気につながるため、移動させる仕事がある。フォークで牧草を裏返し、腐っている物を取る作業なので、腰がやられやすい。
いつもある牧草以外に、毎日2回、ペレットと糠が混ざった餌をやる(時間になると、皆が吠えてくる)。
終わってから、別の佐々木さんのマイクログリーンの実験室に宮野さんと行ってきた(第3の佐々木さんは他の佐々木さんたちと親戚ではない)。
マイクログリーンを見てから、畜舎に戻り、羊の様子を確認し、帰ってきた。日が沈む頃と昇る頃に出産が多いようで、宮野さんは毎日午前4時と午後4時に畜舎にいるようにしているらしい。
4日目は続きをするはずだったのに、急ぎのSake on Airの対応で、部屋に閉じこもって、1日中編集していた。(残念)
最終日の金曜日は、朝は雪かきを午前やって、その後秋田駅に向かって、東京へ帰った。
とてもおもしろい経験だった。春や夏にまた行ってみたいと思う。移住も考えたくなった1週間だった。