なんと驚き!猫の好物は……魚だったのです!
多文化情報猫 loves 魚 はどこまで通用する?
多くの日本人のイメージとして、「猫は魚が好き」と考えているかと思います。
猫と魚をセットに描いたアイコンすら見かけることもあります。
しかし他の国でも、このイメージ、通用するのでしょうか?
・・・話題が話題なので分かるかと思いますが、
一部の国を除いて、もちろん通用しません。
人々のイメージとして、ネズミの他に、
イタリアの猫はパスタを食べるし、インドの猫はカレーを食べる、
他の国では猫はアヒルや鶏やウサギを食べていたりします。
アメリカではピザやホットドッグを食べる猫の写真を集めてるページもあるそうで。
そもそも魚を食べるイメージの無い国では、
魚系のペットフード自体がなかったりすることもあります。
(中国の猫はネズミと魚のようで、内陸部でも同じイメージのようです。
インドネシアも魚。)
それぞれの国のイメージで何が正解というのは分かりませんが、
肉食系で、その土地にあるものを主食にするということですね。
「へー。」の次のアクション
自分達が当たり前と思っているイメージが、
旅行やこうした雑学情報に触れて覆される時、新鮮で面白いものです。
しかし、お金をかけて努力して作り上げた自分達の製品・サービスを現地に売り込むためには、
面白い、だけではなく購買や予約のアクションまで繋げてもらわないといけないのですから、
人々が関連する対象に、どんなイメージや連想を持ってるか、よく調べてみる必要があります。
ペットフードを売るのであれば、
魚系を選択肢に入れないか、
もし売りたいのであれば、イメージがないことを理解した上で、
人々の思い込みを覆す宣伝文句が必要。
それが、タイトルにつけた
「なんと驚き!猫の好物は……魚だったのです!」
という話でした。
自分の中だけにあるイメージ、ひいては社内用語、
日本独自の歴史や風土に由来する固有名詞や表現を、
説明なくそのまま使ってませんか。
※1歳になったうちの猫の好物は、焼き海苔です。
が、常食は「ピュリナワン 避妊・去勢した猫の体重ケア 子猫から全ての年齢に ターキー」です。
アサリはちょっと見るだけ・・・(興味津々)