2020 記念日休暇2 我が家の大晦日
EXJカルチャーこんにちは。制作部の呂せいです。
1月24日が旧暦の大晦日で、記念日休暇を取得致しました。
日本と異なり、中国では毎年旧暦で新年をお祝いするのが慣習です。いわゆる春節です。
中国の年越しは、一文字で説明すると「赤!」、二文字で説明すると「赤赤!!」、三文字で
説明すると「赤赤赤!!!」です。
「倒福」を貼る
朝起きたら逆さまの赤い「倒福」をドアに貼りました。
中国語では「倒」と「到」の発音が同じです(拼音: dào)。「福気・福運」が到るようにという願いを込めて、倒して貼ります。
「団欒飯」
午後友達一家が家へ来て、一緒に晩ごはんの準備をして、「団欒飯」を食べました。
大晦日に食べる料理は「団欒飯」といい、「年夜飯」とも呼ばれています。さまざまな料理が
食卓に並び、一家団欒で楽しみ、新年を迎えます。
お酒は中・日・洋の三種類があり、中国本土ではあまり見かけない面白い風景です。
(中:白酒、日:梅酒、洋:ウィスキー)
「春節聯歓晩会」を観る
日本時間の21:00から「春節聯歓晩会」(略称:「春晩」)の放送時間です。
人気の芸能人の出演やその年の有名な歌のライブなどがある年越しカウントダウンイベント番組です。日本の「NHK紅白歌合戦」に相当します。
「春晩」を観るには、ひまわりの種が欠かせません。我が家ではいつも生のひまわりの種を買って、自分で焼きます。やはり何もスパイスのないオリジナルの味が美味しいです!
ジャッキーチェンは「春晩」の人気出演者で、今年も出演しました!
夜中の1:00まで番組が続き、眠くてこの日は一部しか観られなくて、次の日Youtubeで残りの分を観ました。
「Red packet」の奪い(抢紅包)とお年玉
いよいよ「Red packet」を奪う時間です(中国語:抢紅包(qiang hongbao))!
「Red packet」はWechatが「紅包」を電子化したものです。
「紅包」:(中国の祝い事で赤をあしらった祝儀袋「紅包袋」を用いることから、お年玉を含む)ご祝儀
※「紅包」についての詳しい説明は下記をご参照ください。
https://chinaryugaku.com/%E7%BA%A2%E5%8C%85/
Wechatのグループの中で誰かが一定金額の「Red packet」を配って、他の人がその「Red packet」をクリックしてお金を奪うのが楽しみです。一番多くお金を奪った人は「ラッキーキング」と呼ばれます(中国語:手气王)。
「Red packet」奪いでは楽しみの意味が強くて、一般的に金額はそこまで高額ではないです。大人たちから別途子どもたちにもっと金額の大きい年玉をあげます(伝統の意味の年玉)。
年玉もWechatやAlipayの電子マネーで送金するのが今の主流ですが、子どもたちに実際に中国の文化を体験してもらいたいため、我が家は伝統的な方法で、「紅包袋」でお年玉をあげることにしました。
今年から貯金箱を用意して、二人とも大喜びでした。
※参考:Wechatの「紅包(Red packet)」とデジタル送金について下記御覧ください。
http://china-marketing.jp/article/detail63/
絵本の読み聞かせ
寝る前に、中国語の「年越し」という絵本を子どもたちに読み聞かせました。
中国の一年の間の一番大事なイベントへの理解が、更に深まったことを祈ります。
記念日休暇を利用して、家族と大晦日を満喫できてとても楽しい一日でした!